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管理職に求められる役割とは?必要なスキルや向いている人の特徴も

更新日:2023年10月16日


管理職に求められる役割

管理職は、担当部署やチーム内の業務管理、人材育成などを行います。仕事の幅が広いだけに求められている役割がわかっていない人も多いのではないでしょうか。


今回は、管理職の定義や役割について詳しく解説します。管理職の仕事をスムーズにこなすために必要な3つのスキルや、管理職に向いている人の特徴も併せて紹介するので、ぜひご一読ください。


 

【 目 次 】

 


管理職の定義


管理職の定義

管理職とは、チームの中で決定権を持つ職員を指した言葉です。部長、課長、係長、主任などが管理職に当たります。


管理職は企業の掲げている目標を達成できるよう組織全体を見渡したうえで、業務の進捗管理や部下の育成、職場の雰囲気作りなどを行います。



一般職との違い


管理職と一般職の大きな違いは、「経営者側の立場に回っているかどうか」という点です。


一般職は経営に関して一切発言できませんが、管理職は経営の判断に関与できます。また給与に加えて役職手当が付き、ボーナスなども一般職より高い水準にあるのが一般的です。


ただ、一般職のように「労働基準法」には守られていません。労働時間・休日の規定がないため、残業や休日出勤をしても手当はつかないのです。



管理職に求められる3つの役割


管理職に求められる3つの役割

管理職には、主に以下3つの役割が求められています。



チーム内の目標設定


組織の目標を達成するためにチームとしてできることを考え、目標を立てます。具体的な目標があれば、チームの職員も同じ方向性に向かって取り組めるようになるからです。


目標を立てたら、達成のために必要な計画を立てます。すべきことと期限がわかり目標達成へ向けた行動がとりやすくなります。



業務の管理


チーム内の業務管理も大切な役割のひとつです。チームの仕事の進捗をこまめにチェックし、必要であれば手伝ったり指示を出したりします。



人材育成


部下が成長しないと、業務がスムーズに進まず職員の生産性やモチベーションが低下します。組織全体の成果に関係してくるので事前に手を打つべきところです。


職員を観察し声をかけ、業務の中で能力を発揮できているか、スキルの向上などはできているのか把握していきます。



管理職が役割を果たすために必要な3つのスキル


管理職が役割を果たすために必要な3つのスキル

目の前の業務をこなせばよい一般職とは違い、管理職には求められることがたくさんあります。


管理職の仕事をスムーズにこなすためには、「ヒューマンスキル」「テクニカルスキル」「コンセプチュアルスキル」の3つが非常に大切です。一つずつ見ていきましょう。



ヒューマンスキル


他者との良好な人間関係の構築・維持に必要な能力のことで、対人関係能力ともよばれています。


管理職はチーム内の目標を達成し組織全体の利益に貢献するために、チーム内の職員を同じ方向に導いていかなければなりません。ベテラン社員はもちろん、毎年入ってくる新入社員ともコミュニケーションを取りながら、良好な関係を築き信頼を獲得していきます。


管理職は他部署の役職者などとの経営会議にも出席します。ここでも失礼のないよう気を付けながら積極的にコミュニケーションを取れる能力が必要です。管理職には至るところでヒューマンスキルが必須といっていいでしょう。



テクニカルスキル


テクニカルスキルとは、業務を遂行する能力を指します。テクニカルスキルが高くなければ、管理職の仕事を抱えつつ日々の業務まで効率よく遂行することはできません。


「部下がやるよりも速いから」という理由で自ら仕事をやってしまうのは控えましょう。管理職には、組織としての発展を考える視点が必要です。自身がどこまでかかわってもよいか、よく考えながら業務にあたります。



コンセプチュアルスキル


コンセプチュアルスキルは、とくに部長や経営者など管理職でも上位に位置する人に必要な能力です。現状を分析して今後の戦略を立て、組織全体を動かす能力を指します。


主任や係長クラスは現場のマネジメントが主な業務となりますが、さらに上位の管理職を目指す人は、コンセプチュアルスキルも徐々に身につけていくとよいでしょう。



管理職に向いている人の特徴


管理職に向いている人の特徴

管理職に向いている人の特徴を3つ解説します。



管理能力が高い人


管理職は、自身の業務だけでなくチーム全体の業務を把握し適切なサポートや判断をしなければなりません。自分の仕事だけで手いっぱいで周りにまで目を向けられないなら、管理職になるのはむずかしいです。



コミュニケーション能力が高い人


コミュニケーション能力が低いと、部署内の職員をまとめることすら難しいでしょう。


管理職は、担当している部署内はもちろん、経営陣や他部署の役職者とも良好な人間関係を構築していかなければなりません。普段から、職員と積極的にコミュニケーションを取り良好な人間関係を築けている人は、管理職になる素質があるといえます。



物事を分析する能力が高い人


よりよい職場環境作りや人材育成を行うために、物事に対する分析力が必要です。分析力が低いと現状の課題を発見できなかったり、解決策を見いだせなかったりします。


業務を行いながら、「行う意味はあるのか」「もっと効率よく進められる方法はないか」などと考えている人は向いているといえます。



まとめ


今回は、管理職の定義や求められる役割、必要なスキルまで詳しく解説しました。


管理職は、職場内での決定権を握っています。組織全体をよりよい方向へ動かせるように分析し戦略を立て支援することがメインの仕事です。


どの管理職でも目標設定・業務管理・人材育成の3つが求められます。ヒューマンスキルやテクニカルスキル、コンセプチュアルスキルを磨いて、管理職になった際にもスムーズに仕事を進められる人になりましょう。

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