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対話のある組織

更新日:2023年10月16日



「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」

プランナーのかなえです。


私は人材育成、組織開発のプランナーとして、日頃から企業の人材育成、組織開発、ダイバーシティ推進、といったご担当者様とさまざまな意見交換をしています。


ご担当者さまとのお話しのなかで、当社の対話を軸にした全体プロジェクトや、組織内で問題が起きたときには、関係者同士、必ず対話をする時間をとって、向き合うことなどの事例をお話しすると、「その組織風土とってもいいですね」と言っていただくことがあります。


今でこそ、世間で「対話」というキーワードは多く聞かれるようになりましたが、私たちの組織はかねてより「対話」の重要性と、「独自性の社会化」によって、人の無限の可能性を解き放つという想いのMVVを掲げてきました。


では、実際、働いていてどう感じているのか、をご紹介することで、人材育成や、組織開発のヒントになることを感じていただけたらと思います。



 

【 目 次 】

 

アイデンティティー・パートナーズ株式会社で働いて感じていること


私の入社から3年半が経過するうちに着実に社員数も増え、拠点が、西新宿から原宿に移るなど環境の大きな変化もありました。


組織にとってなぜいま対話が必要なのか?~「対話」について考える~


こちらは、当シンクタンクのセンター長の執筆記事です。お読みいただくと、なぜ我々が対話を重視しているのか、お分かりいただけるかと思います。


我々の組織も、わたしたちの組織でもみなさんの企業と同じように様々な問題が発生します

しかし、その都度「対話」の姿勢を取り直す姿を、特にマネージャー以上の方々に、見てきたように感じています。


「管理職層がみな対話の重要性を感じている組織」、というのは非常に貴重なのかもしれません。



「対話」は楽で心地よいものなのか?~人と人、あるいは自分との対話~


対話している女性たち


さて、「対話」は組織にイイ。まるで「身体にイイよ」というような感じがしますが、

対話を重んじる組織で働いていて、私が個人的に発見したことがあります。

対話は、時にしんどい。ということです。それを込みで理解していることも大切だと感じました。


対話せずに、逃げてしまえば「楽」なんですよね。


「あの人は、ああだから」とか、「ちょっと苦手だから、ここは曖昧に丸く収めておこう」

「よくないと思うけどまぁ、面倒だから見て見ぬふりしよう」

「いいところだけを見よう」


これは自分の欠点などから目を逸らすのも同じこと、と思います。

業務が回っていれば問題ないと判断される組織であれば、このようなことは日常茶飯事ではないかなと思います。


ですが私たちは、「対話」を重んじ、他企業の人材育成、組織開発に「良い影響」を与える存在です。

さまざまな企業さまの課題解決に向き合っている者として「いまは目をつぶろう」という想いで仕事をしていては、たちまち私たちの存在価値は薄れ、何の影響力も持たない組織になるだろうと容易にイメージできます。


組織内でコンクリフトが起きたときこそ対話を通して「うんしょ、うんしょ」と、

少々つらくても価値創造のチャンスととらえ向き合っていく。そんなイメージを私自身の体感として持っています。



飼いならされるのか、生き抜くのか ~組織と人の対話~


アイデンティティー・パートナーズ株式会社で働いていく中で、「会社に飼いならされる」という言葉が私の心のイメージに、対義語として現れました。


自然破壊や気候変動、パンデミックなど少し前までの「社会の常識」の想像の域を超えた社会問題が起きる中で、変化への柔軟性や、コミュニケーション力の高さ、共創力などが求められるようになりました。


それまで、会社の中で指示に従ってさえいれば「安心・安全」だったものが、それでは、急激な時代の変化についていけず、たちまち苦戦に追いやられていくという状況を目の当たりにしてきたと思います。


一人一人が、会社に飼いならされることはなく意志をもって行動し、互いを認め合い、組織として価値創造をしていく。会社も個にフォーカスし、活かせる環境を整備していく。できるだけ共依存(関係性にとらわれ、片方がないと成り立たないような関係)ではなく、相互依存(お互いを尊重しながら助け合える)関係を作り上げる。


それは、そんなに楽なことではないと思いますが、この時代に必須ともいえることだと思います。



まとめ

私自身まだまだ「対話」しきれていない、意志で動ききれていないこともありますが、この組織にいて日々、適宜フィードバックも受けながら邁進しています。


うまくいかないとき意外とヒントは身近にあるということを発見できるのも、「対話」だと思っています。最後までお読みいただきありがとうございました。みなさまの何かのヒントになれば大変嬉しいです。



 

▼この記事を書いた人

藤本 かなえ(ふじもと かなえ)

「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」プランナー


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